こんにちは!
木瀬武彰です。

さて、あなたはリーダーとして、こんなことありませんか?

• 一生懸命アドバイスしたのに、なぜか相手の反応が微妙。
• 「正しいこと」を言ってるはずなのに、なぜか相手が動かない。
• 気づいてほしくて伝えてるのに、「分かってもらえなかった」と言われる。

実はこれ、昔の僕がよくつまずいていたところなんです。

リーダーとして関わるとき、つい
「どう伝えればいいか?」とか
「どう動かしていくか?」に意識が向いてしまいがち。

責任感の強いリーダーなら、そう考えるのは無理もないことだと思います。

実は、ミルトン・エリクソン博士が教えてくれるセラピストの本当の役割とは、
クライアントに「こうしなさい」と言うことではありません。

“これまでの見方”を少し手放して、
“新しい感覚”や“可能性”に心をひらけるようにサポートすること。

それが本質なんです。

この視点は、リーダーにもそのまま当てはまるんじゃないかな、と思うんです。

部下が動かないとき、やる気がないように見えるとき。

つい「どうしてやらないの?」って思ってしまうと思います。

でも実は、「やる気がない」のではなくて、
“見えていないだけ”かもしれません。

新しい視点や、ちょっとした感覚のズレに気づけるだけで、
自然と動き出す人は、意外と多いからです。

セラピスト的なリーダーシップとは、
「指示」や「アドバイス」ではなく、
“問いかけ”や“関心”によって、相手の見方を広げることだと言えます。

たとえば…
• 「それって、どんなふうに見えていますか?」
• 「他の角度から見ると、どう感じますか?」
• 「もし逆の立場だったら、どんなふうに聞こえますか?」

こういう問いかけが、
相手の中に眠っていた“気づき”を引き出してくれます。

リーダーは、必ずしも「正解を出す人」である必要はありません。

むしろ、「一緒に新しい扉をひらいていける人」であるほうが、信頼されます。

なぜなら、成長できるから。

この心構えで接することで、「リーダーシップ=引っ張ること」と思っていた頃には見えなかった景色が、少しずつ見えるようになっていくでしょう。

リーダーシップに悩むあなたにとって、
この視点が少しでも役立てば嬉しいです。

では、また!

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